いま日本の食料自給率はたったの約40%。農業をはじめたのは、将来もし食料危機を迎えても社員の食べるものを確保するためです。もうひとつは日本の農業復活のためです。農業だけで充分な収益を見込めるモデルを実現すれば農業を志す人がもっと増える。食料自給率も上がるはずです。
もうひとつの大事な理由は、社員が定年後も働ける第二の仕事場をつくるためです。会宝産業の経営理念のひとつに「わたしは生涯、楽しく会宝産業で働く」という一文があります。人間のしあわせとは人のために働けることです。60歳になって体力が衰えても、農業ならつづけられますからね。